2015年11月9日
その他
最先端の研究開発に使われるティアックの記録技術
今回は、医療現場以外で活躍するティアック製品の一部をご紹介します。
成層圏を超え、宇宙へ飛翔するロケット。そのロケット打ち上げの成功を大きく左右するのが、ロケットエンジンです。LE-5から始められたロケットエンジン開発は現在、より確実に宇宙へ飛ばす信頼性はもちろん、ロケットエンジンを1度の使用で終わらせない再利用性、そしてコストを意識した経済性が求められています。ティアックの振動や圧力計測用のデータレコーダーは、ロケットエンジンの開発が開始されて以降の30年、ロケットエンジン開発の計測データ記録に使用いただいております。
新しいロケットエンジンの開発では、エンジンの振動データ分析が極めて重要です。極低温・高圧・高速回転という実際の苛酷な稼働状況を再現し、その状況下で試験を行うことにより、耐久性の高いエンジンの研究が可能となり、信頼性の高いロケットエンジンが開発されます。規定の水準をオーバーした振動が出れば、エンジンのエネルギー効率の低下や他の部品への悪影響をもたらします。そういった問題をクリアするため、試験データの分析は欠かせません。 エンジンの健全性証明のため、試験の計測データをより確実に記録するティアックの記録技術が使用されております。ティアックのデータレコーダーは、他のデータ記録装置とは異なり、多チャンネルにおける高速なデータ記録が可能です。そのため、1度の試験で複数個所(最高で128ch)の膨大なデータの記録が行えます。1度の試験に多くの時間と費 用を投資する現場では、チャンネルの数が多くても広い帯域での記録を確実に行うことが求められています。医療現場以外でも、ティアックの記録技術は、様々な場所で活躍しています。
今回はロケットエンジンについてご紹介いたしましたが、今後も他の業界で使用されているティアックの記録/再生技術を ご紹介いたします。
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 JAXA
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)は、宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)が1つに統合され、宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行うことのできる機関として2003年10月に誕生しました。「空へ挑み、宇宙を拓く」 というコーポレートメッセージのもと、人類の平和と幸福のために役立てるよう、宇宙・航空が持つ大きな可能性を追求し、さまざまな研究開発に日々挑戦しています。
- 開発機構 JAXA(ジャクサ)は、宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)が1つに統合され、宇宙航空分野の基
礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行うことのできる機関として2003年10月に誕生しました。「空へ挑み、宇宙を拓く」 というコーポレートメッセージのもと、人類の平和と幸福のために役立てるよう、宇宙・航空が持つ大きな可能性を追求し、さまざまな研究開発に日々挑戦しています。