藤田クリニック 藤田毅 先生 検査後の患者さんへの説明がとてもスムーズになりました。

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施設のご紹介

施設のご紹介

神奈川県川崎市に2003年に開院した内科・胃腸科・外科を専門とするクリニックです。病変の早期発見のため、最新鋭の内視鏡設備を用いた胃・大腸検査を行っており、患者さんの合併症のリスクを十分に考慮し、できるだけ鎮静剤を使わない検査を実施されております。検査する上での患者さんの負担は、熟練した検査技術によって緩和され、藤田クリニック様では来院される方のほとんどが鎮静剤を使用しない内視鏡検査を受けられております。

導入していただいた機器

MV-3CH

静止画・動画レコーダー 高解像度モデル
MV-3CH >

GT FINDER

簡易画像メディアブラウザ
GT FINDER >

導入の背景

藤田クリニック 藤田 毅 先生

ティアック(製品)を知ったきっかけは?

高校時代に、楽器を演奏して多重録音するのにティアックのオーディオ機器を使用していたので、勤務医として働き始める前からティアックは知っていました。現在でもティアックのオーディオ製品は愛用しております。

ティアックの医用画像製品について知ったのは勤務医の頃で、当時内視鏡に備え付けてあった、レコーダーがティアックの製品であることに気づいたことが、ティアックの医用画像製品を知ったきっかけです。

開院と同時に電子カルテも導入していて、電子カルテと連携した画像ファイリングシステムとしてティアックの製品を導入しました。

導入前の課題は?

患者さんを検査した後には、読影のため検査結果を患者さんに説明する必要があります。そこで内視鏡や超音波診断装置で見た静止画や動画を患者さんにも見せていました。

それまでは検査で画像が記録されたメディア(当時はMO)を検査装置から読影用のPCに接続し直さなければならず、診察や検査の合間に余裕がないため、記録メディアの出し入れが大変手間だと感じておりました。

選んだ理由

ティアック製品購入の決め手は?

ネットワークで記録した画像をPCに転送できる機能に惹かれました。ティアックの製品で動画もネットワークで転送できる製品 DV-700(*1) があると知り、開院当時に購入した超音波診断装置用に購入しました。以来12年ティアック製品を使い続けております。最初に購入した内視鏡に使っていた静止画レコーダー MV-H10(*2) を数年前に消化器内視鏡用に高解像度動画にも対応したMV-3CHへ買い換えました。一番初めに購入したDV-700含め、MV-H10、最新のMV-3CHもレコーダーというより、内視鏡や超音波診断装置で記録した画像をネットワークでPCに転送する機器として使用しています。

導入後の効果

MV-3CH

お使いいただいての効果は?

MV-3CHについて

検査間の作業が減り、非常に助かっております。

当医院では、内視鏡検査を実施する際には患者さんの安全性を重視して、鎮静剤をなるべく使わない様にしています。そのため、検査が終わった後に患者さんに説明するまでの時間がとても短いです。

ティアックのファイリングシステムを利用してからは、記録した画像がネットワークを経由して自動的に読影用のPCに転送されるので、記録したメディアを毎回出し入れする必要がなくなり、検査間の作業がとてもスムーズに行えるようになりました。この差はとても大きいです。内視鏡で現在使用しているMV-3CHは記録した画像がとても綺麗に見ることができるので、満足しています。

GT FINDERについて

モニターに表示する検査画像がとても大きくなり見やすくなりました。内視鏡で画像を記録した場合、埋め込まれた患者情報が画像左側の大きな部分を占めていますが、これを省き検査画像だけを表示する有効領域表示機能があるため、読影時などでとても見やすいです。特に画像を並べて表示した場合に有効領域表示機能有無の差は大きくなります。また、患者さんの情報と画像がリンクしているので、見やすいように画像上の患者情報を省いても間違えることがないのがいいですね。

現在の経口内視鏡は、今まで見えなかったものが、見えるようになったと感じるくらい大きくて綺麗に画像が見られるようになっています。本来それは、検査時に重要になってくるものなのですが、保存して見返した際に画像の綺麗さを実感できたのは、GT FINDERのおかげですね。

今まで記録した画像がGT FINDERを開けば患者名やその他の情報と一緒にまとまって見ることができるので、患者さんごとに画像を整理するのに、またその患者さんの記録画像を表示するのにとても便利で使いやすいです。開業以来、今まで12年間分の画像が検査履歴として今私の使っているGT FINDERには入っていますが、見たい画像を瞬時に探し出せ、検索するのに全く苦労しません。検査の一覧がとても見やすいので、自分がいつ何の検査をしたかというのが一目で分かります。しかも簡単な操作で患者さんにすぐに見せることができます。10年以上画像データは増え続けているにも関わらず、データ管理には全く困りません。

藤田クリニック 藤田 毅 先生

これだけのデータ量がありながら、動作が非常に軽く、想像していたものに比べると桁違いに動作の反応が良いです。内視鏡画像だけでなく、レントゲンや心電図等も含めてすべての検査一覧表示機能が完璧なことも利点です。特にレントゲン映像のみを取り扱う場合には大変使いやすいです。

また、これまでは患者さんのIDの入力を間違えるとそれに気が付かず、そのまま画像データが他のデータに紛れてしまっていたのですが、GT FINDERを使用してからは、患者さんの他の情報でも検索が可能なのでその心配もなくなりました。

さらに、将来必要になればDICOM形式にコンバートできる機能があると聞いており、安心して使っていられます。

今後ティアック製品に期待すること

今困っている事。

MV-3CHに関して、強いて言うのであれば起動時間が短くなるとさらに検査間の作業効率が良くなりますね。現在当クリニックでは、一日に約5件の内視鏡検査を行います。それぞれの検査は連続して行うのではなく、患者さんが来院される時間によって毎日流動的に行われます。続けて検査を行うわけではないので、一度検査を終えると次の検査の時間になるまで内視鏡の電源を切ってしまいます。次の検査時にまた内視鏡を立ち上げるのですが、MV-3CHの立ち上がりが1分ほど掛かり、内視鏡の立ち上がりに比べて若干遅いのです。もしMV-3CHの起動時間が早くなれば検査をよりスムーズに行えるようになりますね。

こんな製品・機能・ソリューションがあればいいな。

クリニックには、日々初めて来院される患者さんがおられます。初めて来院された方には、問診票や他の医院からの紹介状などの資料をいただきます。それら紙の資料はスキャンした後にPC内で管理しています。閲覧するのに簡単なビューワーを使用しているのですが、これまでスキャンしてきた膨大なPDFデータを読み込んで表示するのに大変時間がかかってしまうのが現状です。そこで、ティアックのGT FINDER/GT PLUSの Archive media機能でPDFに対応すれば、PDFの読み込み閲覧が大変便利になるのではないかと思います。

(*1) DV-700(ネットワーク対応 DVD-RAMカラー動画レコーダ)

DVD-RAMに、RGB入力で高画質MPEG-2動画を最大約300分録画可能な動画レコーダーです。
ワンショット画像も保存でき、さらにネットワーク機能の搭載で録画ファイルをサーバーへ転送できます。

(*2) MV-H10(カラー静止画レコーダ)

DVD-RAMに、SDまたはHD画質の静止画を記録・再生できる装置です。
画像圧縮にはJPEGを採用し、最大で約40,000枚の画像を記録することができます。

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